ブリッジSEは、オフショア開発の中で橋渡しをする役割を持つ職種です。オフショア開発とは、日本国内で行ってきたシステムやソフトウェア開発などを海外に委託したり、協力してプロジェクトを進めたりすることを指します。ブリッジSEはそんな2国の間に入り、コミュニケーターとして活動するのです。

ブリッジSEは、海外進出や国際化などによって注目されています。プロジェクトの方向性の調整やチームワーク作り、現場を回すなど、様々な仕事を受け持つことになります。そのため、相手の話す言語をきちんと理解して、日本人に正しく伝えることが大切です。

そこで、ブリッジSEは語学力が求められます。相手国の言葉をきちんと理解していないと、スムーズに開発が進められなかったり、情報を共有したりするのが難しくなります。書類作成をはじめとする海外向けの文章も書けることが大切であり、英語ならTOEIC700点以上、中国語なら日常会話ができる程度のレベルが必要です。

また、相手国の文化やルール、マナーに精通していることも欠かせません。相手が不快に思わないような行動ができることも、求められるスキルの1つになります。日本人にとって当たり前のことでも相手にとったら不快に思える行動は慎み、日本人にも指導してトラブルが起こらないようにするのです。

そして、国際的な感覚だけでなく、もちろんITの知識や技術も求められます。システムやソフトウェア開発、WEB関係のプログラミング言語など、基本的な知識があることが大前提です。