ブリッジSEは、国内と海外の間に入って、開発を円滑に進めるための職種です。もっといえば、海外に開発などを任せた際、相手の会社の人たちと話し合い、製品を作り上げていくことが仕事となります。海外は日本と異なることも多く、仕事上のルールや文化、習慣、国民性など様々な分野に違いがあります。
したがって、ブリッジSEはそれらをしっかりと理解したうえで、相手と会話をしなければいけません。そのため、ブリッジSEは相手国の言語、もしくは英語力を身につける必要があります。加えて、相手が理解できるレベルの内容で話すことも要求されるでしょう。
開発を成功させるには、お互いの認識が同じでなければいけません。とりわけ、日本と海外では言葉だけではなく、その意味やニュアンスにも違いがあるので、お互いに齟齬が生じないように適宜確認を取る必要があります。
他にも、ブリッジSEが行う仕事の中には、管理的な役割が存在します。開発には期限があるので、予定通りに納品しなければいけません。しかも、日本と海外という地理的にも時間的にも開きがある以上、納品の時期を考えることは重要です。ゆえに、ブリッジSEには様々な業務が求められます。
様々な人と仕事をするうえでは、お互いの状況の確認が必要不可欠です。しかし、日本と海外だとお互いの様子をチェックが難しいため、そこでブリッジSEが求められます。ブリッジSEが仲介することでお互いが事情を把握でき、スムーズな開発が可能となるのです。