鑑賞して幸せな気持ちに浸れるルノアールの女性たち

美術や絵画に全く興味も湧かなかった私ですが惹きつけられた画家が1人います。
その画家がピエール=オーギュスト・ルノワールです。

鮮やかな色彩で描かれた筆のタッチで表現された生き生きとした女性達は、それまでリアルな写実的な絵画に対してさして興味も湧かなかった私の心に深く突き刺さりました。
モネやゴッホには感じない瑞々しい少女や婦人の感情が生き生きと私の心に伝わってくるような気がしました。

決して見る者を不快な気分にさせない、心の奥から何か暖かいものが溢れ出して私の心を満たしてくれるのです。
日本の大都市の展覧会ではなかなか見ることのできない画家ですが、アメリカのシカゴ美術館に立ち寄った時に初めてルノアールの代表作「フェルナンドサーカスの少女曲芸師達」の原作を真近で見ました。
1mも離れていない距離でこの大きな絵を見た時の感動は今でも忘れられません。
この絵の前でしばらくの間、魅入られたようにぼーっと立って見続けていました。
2人の少女の曲芸師がダイナミックに肉感的に描かれたこの絵はシカゴ美術館の中でも圧倒的な光を放っていたと思います。

そして「二人姉妹 テラスにて」の絵も素敵でした。二人の姉妹がその絵画の中には生きていてバックの草や木々がその二人を際立たせているのです。
他に有名な画家の絵が展示されている世界でも指折りな美術館でしたが、30分しか時間が取れず、ルノアールの絵を見ることに殆どの時間を費やすことになりました。
この体験は私になぜか大きな感動で共感する芸術家とは必ずどこかにいるものという確信を抱かせてくれました。
美術に詳しくなくても長い時を越えて多くの人を魅了し続けるルノアールの女性たち。この世界を垣間見れたことは私の人生で大切な出来事の一つだったと思います。

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